夜は眠れているのに疲れが残る…そんな毎日が続く方へ。メラトニンの働きを知っていますか?

夜は眠れているのに、朝から疲れていませんか?

「布団には入っているのに、朝起きると体が重い。」

「睡眠時間は足りているはずなのに、疲れが抜けない。」

「以前より眠りが浅くなった気がする。」

このようなお悩みを抱える女性は少なくありません。

特に30代後半から40代にかけては、仕事や家事、育児、妊活など、さまざまなことが重なり、自分のことを後回しにしてしまう方も多くいらっしゃいます。

そんな毎日が続くと、「年齢のせいかな」「仕方がない」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、眠っているのに疲れが取れない背景には、**睡眠時間だけではなく「睡眠の質」**が関係していることがあります。

そして、その睡眠の質に大きく関わるのが「メラトニン」というホルモンです。

▶ 眠っているのに疲れが取れない…睡眠の質と自律神経・ミトコンドリアの関係

メラトニンとは?「眠くなるホルモン」だけではありません

メラトニンは、「睡眠ホルモン」と呼ばれることが多いため、「眠気を引き起こすだけのホルモン」というイメージを持たれているかもしれません。

しかし、実際にはそれだけではありません。

私たちの体には約24時間のリズム、いわゆる「体内時計」があります。

朝になると目が覚め、夜になると眠くなるのも、この体内時計が働いているからです。

メラトニンは、この体内時計を整える重要な役割を担っています。

朝、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、その約14〜16時間後からメラトニンの分泌が増え始めます。

すると、体は少しずつ「休む準備」を始め、自然な眠気へとつながっていきます。

つまり、メラトニンは単に眠気をつくるのではなく、「昼は活動し、夜はしっかり休む」という体のリズムを整えているのです。

自律神経とも深く関係しています

体内時計が整うと、自律神経も昼と夜のリズムに合わせて働きやすくなります。

昼は活動を支える交感神経が優位になり、夜になると体を休ませる副交感神経へと切り替わります。

しかし、夜遅くまでスマートフォンを見たり、生活リズムが乱れたりすると、メラトニンの分泌が減少し、この切り替えがうまくいかなくなることがあります。

その結果、

・寝つきが悪い
・夜中に目が覚める
・朝から疲れが残る
・日中も集中しづらい

といった状態につながることがあります。

▶ 妊活と自律神経の深い関係

メラトニンは妊活にも関係があるのでしょうか?

「睡眠ホルモンが妊活と関係するの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、メラトニンが妊娠を直接助けるということではありません。

しかし近年では、メラトニンが妊活に関わるさまざまな仕組みについて研究が進められています。

例えば、メラトニンには抗酸化作用があることが知られています。

私たちの体では、呼吸をしているだけでも活性酸素が発生します。

活性酸素は必要な働きもありますが、増えすぎると細胞にダメージを与えることがあります。

これを「酸化ストレス」と呼びます。

メラトニンは、この酸化ストレスから細胞を守る働きの一つを担っていると考えられています。

妊活では、卵子をはじめとする体の細胞が良い状態で働ける環境づくりが大切です。

そのため、睡眠を整え、メラトニンが十分に分泌されやすい生活リズムを意識することは、健康な体づくりの一つとして大切だと考えられます。

卵子はたくさんのエネルギーを必要とします

卵子は、私たちの体の中でも特に多くのエネルギーを必要とする細胞です。

そのエネルギーを作っているのが「ミトコンドリア」です。

メラトニンとミトコンドリアは、それぞれ異なる役割を持っていますが、細胞が健やかに働く環境づくりという点では深く関わっています。

そのため、妊活では「睡眠」「メラトニン」「ミトコンドリア」を切り離して考えるのではなく、体全体のつながりとして考えることが大切です。

夜更かしが続くと体の中では何が起こるのでしょうか?

「今日はもう少しだけスマートフォンを見よう。」

「ドラマをもう1話だけ。」

そんな日が続くことはありませんか?

現代では、夜でも明るい照明やスマートフォンの画面を見る機会が多くなりました。

実は、夜に強い光を浴びると、体は「まだ昼間だ」と勘違いしやすくなります。

その結果、メラトニンの分泌が遅れ、眠りにつく準備が整いにくくなることがあります。

さらに睡眠不足が続くと、自律神経のリズムが乱れやすくなり、日中も疲れが抜けにくい状態につながることがあります。

一晩だけの夜更かしで大きな影響が出るとは限りませんが、それが習慣になると、体内時計の乱れにつながる可能性があります。

メラトニンの分泌をサポートする生活習慣

メラトニンは薬のように「増やす」ものではなく、体が自然に分泌しやすい環境を整えることが大切です。

朝起きたら太陽の光を浴びる

朝の光は体内時計をリセットし、夜のメラトニン分泌につながります。

起床後はカーテンを開け、数分でも自然光を浴びることを意識してみましょう。

日中は適度に体を動かす

ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない運動は睡眠の質を高めることが期待されています。

激しい運動である必要はありません。

「気持ちよく体を動かすこと」を続けることが大切です。

寝る前はスマートフォンを見る時間を短くする

スマートフォンやタブレットから出る光は、眠る直前まで見続けると睡眠のリズムに影響する可能性があります。

寝る30〜60分前は、照明を少し落とし、本を読んだり音楽を聴いたりするなど、心が落ち着く時間をつくるのもおすすめです。

あい整体院でよくあるご相談「眠れているのに疲れが取れません」

妊活で来院される方から、よくこのようなお話を伺います。

「寝ている時間は長いのですが、朝から疲れています。」

「休日も横になっていることが多いです。」

「朝起きるのがつらくて、何をするにも気力が出ません。」

こうしたお悩みは、「睡眠時間が足りない」という単純な問題ではないことも少なくありません。

実際には、生活リズムやストレス、姿勢、呼吸の浅さ、首や肩まわりの緊張など、さまざまな要因が重なっている場合があります。

あい整体院では、妊活だけに目を向けるのではなく、お一人おひとりのお話を伺いながら、心身全体のバランスを大切にしています。

整体は睡眠障害を治療するものではありませんが、緊張しやすい状態が続いている方がリラックスしやすい体づくりを目指すことは、自律神経を整えるための一つのサポートになると考えています。

まとめ

メラトニンは、「眠くなるホルモン」というだけではありません。

体内時計を整え、夜は休み、昼は活動するという自然なリズムを支える大切な役割を担っています。

また、睡眠の質や自律神経、細胞を健やかに保つ働きとの関わりについても研究が進められています。

妊活では、「これだけをすれば大丈夫」という方法はありません。

睡眠、食事、運動、ストレスとの付き合い方など、毎日の積み重ねが体づくりにつながります。

もし、「眠っているのに疲れが取れない」「朝から体が重い」と感じる日が続くようでしたら、睡眠時間だけでなく、睡眠の質や生活リズムにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

FAQ

Q. メラトニンが多いと妊娠しやすくなりますか?
メラトニンが直接妊娠率を高めると断定することはできません。しかし、睡眠や体内時計、細胞を健やかに保つ働きとの関係が研究されており、生活リズムを整えることは妊活中の健康づくりに役立つと考えられています。

Q. メラトニンのサプリメントを飲んだ方が良いですか?
日本ではメラトニンは医薬品として扱われています。自己判断で使用するのではなく、必要性については医師に相談することが大切です。

Q. 整体でメラトニンは増えますか?
整体によってメラトニンが増えるとは言えません。一方で、体の緊張が和らぎ、リラックスしやすい状態づくりをサポートすることは、睡眠環境を見直す一つのきっかけになる場合があります。


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